
恒例、修二会の展示
展示全景→
写真は奈良在住の写真家、勝野一氏によるもので、氏は長らく奈良に住み、地元の自然や祭りなどの習慣、風俗を撮り続けてこられました。今回出展いただいてる写真も昼間の行法や使用する大松明の制作作業の様子などがご覧いただけます。
←紙衣と差懸
紙衣 修ニ会の行法中、総別火から本業が終わるまで練行衆が用いる衣。その名の通り紙でできています。
差懸 練行衆の二月堂内での履物。木履の爪先を爪皮のように厚紙で覆ったもの。板張りの堂内を木履で歩き回るので、すごい音がします。行法中薄暗い堂内は、この足音や声明の声、法具の音が入りまじり、独特の雰囲気に包まれます。
「水取りやこもりの僧の沓の音」 芭蕉
あの俳聖、松尾芭蕉もここへきて同じ音を聞いたのだと思うと、歴史のロマンを感じますね。ましてや東大寺修ニ会は今年で1258回目。我々が千年以上も前の人々と共感できる数少ない機会なんですねえ。
お松明だけでなく、堂内の様子もご覧になって、少しでも雰囲気を味わっていただけたらと思います。もちろん、その際はお行儀よくお願いいたします。
展示と関係ないですけど、ロビーに飾ってある盆栽の梅に実がつきました。縁起がいいかどうかはわかりませんが、なんだかちょっと嬉しいです。我々と皆さんにとって「実り」のある1年でありますように。
フロント(2009年2月28日 21:03)





